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zoom RSS 104回公演 弱法師 斑女

<<   作成日時 : 2015/10/28 20:34   >>

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 久しぶりに、劇団ぬ〜ぼ〜の公演を、純粋な客として観させていただいた。

 今回は娘が演劇に興味を持っているという事もあって、家族で観劇させて頂いた。ミキオ先生は相変わらず笑顔でロビーにおられたが、どういう訳かお話しするタイミングを逃してしまった。ともあれ、今回の劇の出来からみて、自分としては非常に安心した。おそらく先生も同じであろうと思う。

 自分としては、娘たちがこの作品を見て面白いと思うかは甚だ疑問ではあったのだが、どうやら最後まで芝居を観ていられたようである。終了後に、感想を聞いてみたが、やはり、意味不明だったらしい。しかしながら、劇の意味が観た者すべてに理解できるというものでもないので、それはそれでよいでしょう。なにか引っかかるものを得たならば、それはいつか彼女たちの糧となるのだろうから。

 さて、自分はどうか?

 正直な話、好きな人には非常に申し訳ないことだが、ボクは三島由紀夫が苦手である。どこがいいのかよくわからない。
 三島由紀夫の作品は『午後の曳行』しか読んだことがないので、大口をたたいてはいけないのだろうけれど、自分の趣味からすると、面白くない部類に入るのだろう。

 三島由紀夫の作品を観て、僕が思うのは、『限りなく透明に近い青白い宝石』とでもいうものだろうか・・・? 狂気に純粋さがあって、それは自分であるというナルシステックな側面が見えてどうも好きになれない。物語を作るというのは多かれ少なかれ、ナルシステックな部分があるというのは否定できないと思うのだが、三島由紀夫の場合は、それが強烈すぎる。もう30年若ければ、心酔することもあったのかもしれないが、今はもはやそういうものに興味はない。人が純粋であることに、あまり興味がない。 濁っていてこそ、人は崇高であり、面白いと思うからだ。

 話がそれた。拙い三島由紀夫の論評はやめにしよう。

 どのみち、自分の言っていることに確信があるわけでもないし。



 さて、今回の芝居を観させていただいて、思ったのは、若手が伸びたという印象が強かった。ベテランに交じっての若手の演技は、今まで残念ながら見劣りがしていた。今回はそれがない。若手は若手らしくベテランの演技に正面からぶつかっていったようで、観ていて安定感を感じた。
 もっとも、若手と言っても、ある意味ベテランの域に入る経験年数は経ているわけで、当然と言えば当然なのかもしれないが、ヒラヤマは特に芝居に幅が出てきたように見える。
『新 羅生門』あたりから、伸び始めたと思っていたが、ようやく役者としてはいっぱしになったように思う。前は、どうしても{俺が、俺が」という気持ちが急いていて、芝居全体のバランスを崩しかねない演技をしていたものだが、最近は年相応に落ち着き始めたと言えるのだろうか(笑)

 斑女はかつて自分も演出したことがあったのだが、今回はそれよりも良かったのではあるまいか。カナコ女史の演出のディティールの細かさが、功を奏しているように思う。
 例えば、弱法師で、両親が退席するシーン。
 自分も結構経験してきたが、こういうシーンで『ご両親は退席してください。」なんていうセリフ。あるいは『一同退場する。』なんてト書きがあると、一斉に席を立ち、ゾロゾロと袖にさがる。なんていう演出や役者をよく見かけるのだが、時間差を置くことで、双方の家庭人物像などを浮き彫りにしていく。
 こういう部分は、なかなか出来なくてねえ。細かいことだけど、物語のリアリティが増すんだよなあ。

 ともかく、みなさん。

お疲れさまでした。

惜しむらくは、僕の知らない新団員が居なかったのが残念です。これからもよい芝居を作り続けてください。
では。。。。。

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